母 - ①


母、76歳。
一度、失いかけた命をつなぎ、あれから26年。
今も生きてくれている。奇跡に近い。ありがとうね。

もうここ何年と、骨粗鬆症のため腰が曲がり、腰痛と膝痛に苦しみ、糖尿病から来る白内障のため、片方の目が不自由だ。

腰が曲がっているため、視界もせまく、更に、痛みと目の不自由に我慢する毎日。
痛みと不自由さの辛さに加え、きっと今まで出来ていたことが出来ない苦しみもあるに違いない。
でも、私が久しぶりに帰ると辛さは口にはしない。そんな姿をみていると、胸が苦しくなる。

先日、函館に帰省した時に行った温泉。母の体重が少し減っていた。流す背中も小さい。
「そろそろ上がろうか・・・」出口へ行くのも必至。
滑って転んではいけないので手をそっと取ると
母の小さな手が、私の手をぎゅっと握ってきた。たぶん無意識に・・・必死に・・・滑らないようにするために必死に握ってきた。
私が、小さい時に母に手をつないでもらっていたその手が、今は逆。

痛いならさすってあげたい、目が見えないなら目になってあげたい。もっと、身体が自由が利くうちにいろんなところに連れて行ってあげたかった。母は何も悪いことはしていません。一生懸命頑張ってきました。
私は、今、母のために何が出来ますか。

側にいてなんでもしてあげたら、母はきっと何もできなくなる。
ゆっくりでも、少しでも、自分の力と父の助けで、なんとか出来るところまで頑張っててほしい。
つかず離れず、お互い信じあいながらたまに会える。
今の私には、これぐらいしかできない。
これぐらいしか出来ない娘でごめんね。
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